先週末から始まった井の頭池の”かいぼり”
井の頭恩賜公園開園100周年記念事業とて2014年に第1回が行われてから今回で3回目。
すでにTwitter上などでは”かいぼり”の様子を伝える投稿が確認できます。
ね、いっぱい投稿されてるでしょ。
最近はテレビ東京系の「池の水ぜんぶ抜く」という番組が人気だったりもしてますけど、それが始まる前から井の頭公園では何年かに1回のペースで池の水を全部抜いてきたわけです。
従来、農地等のため池では、農閑期に水を抜き、魚を捕獲したり、護岸の補修や点検等を行ってきました。これらは、ため池の機能を維持するために欠かせない管理作業の一つでした。
近年では、都市部の公園池などで、自然の浄化能力を活用した水質改善や、外来魚を駆除することによる生態系の回復を目指した「かいぼり」が行われる例が増えてきています。
なんのために? って、それはもう外来種駆除のため。
いや、外来種の存在自体が悪いわけじゃなくて、場所が場所なら外来種じゃなくて在来種ですからね、もともと棲息してなかった場所に放ってしまった人間に責任があるわけで、実際のところ外来種と呼ばれる生き物たちも被害者だと思うんですけどね…。
水生物館からも見える井の頭池の水が減っています。これは池の環境を良くするために「かいぼり」を行っているためです。井の頭池のかいぼりは平成25年度、27年度に続く3回目になります。1月13日(土)、14日(日)にはかいぼりで捕獲された魚なども展示される「井の頭かいぼり祭」が行われます。 pic.twitter.com/WVNtGYewo7
— 井の頭自然文化園[公式] (@InokashiraZoo) 2018年1月11日
そして、もともとの井の頭池の姿を取り戻すため。
だから、そのためには池とかに居るのは当たり前な気がする鯉だって駆除対象だったし。
でもね、その成果かどうかは専門家ではないのでね、詳しく述べることは差し控えますけどね、前回2016年の”かいぼり”後には絶滅危惧種に指定されている水草が復活したという事例もあったりしてね。
それはそうと、井の頭池を徘徊しまくってたスワンボートはどこ行った? ってのが、ちょっと気になるところだったりもして。
池の水が抜かれて、浮いてる場合じゃなくなったスワンボートたちは井の頭公園駅側の一角で柵によって隔離されてます。
こんな光景を見れる機会も、そうそうあるわけじゃないのでね、気になる人はこの機会に陸に上がったスワンたちに会いに行ってみてはいかがでしょう。
あと、いつになるかは分からないけど、池に戻るボートたちの姿が見どころだったりもします。
ちなみに前回のかいぼりが終わった時に、池に帰るボートたちの様子は↓この記事でどうぞ。
まぁ、それはそれとして。
今回の”かいぼり”によって干上がった井の頭池の姿は3月くらいまで続きますので、気になる人は直接その目で見に行ってみてください。